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黒坂の滝

富士市桑崎

落 差 歩行時間 難易度 地図 備   考
45m 0:05(上部)
0.20(沢登り)
1(上部)
3(沢登り)
  富士市最大の滝。だだし、ほぼ涸滝。
赤渕川支流千束川に掛かる富士市最大の滝ですが、本流の赤渕川滝群と同じく普段は涸滝です。
いや、むしろ他の赤渕川流域の滝よりもはるかに出現率が低いようです。
これは、赤渕川本流が愛鷹山系の呼子岳を起源とし源流部には通常水流があるのに対し、千束川は赤渕川の支流ながら本流と異なり富士山南麗を起源とし、他の富士山起源の川と同じく源流部から常に水がない川であるからのようです。
このような事から、よほどまとまった雨後でないと出現せず、出現したとしてもまともに水流があるのは翌日くらいまでで、翌々日ともなるとほとんど涸れてしまうようで、ほとんど水流がある状態を見る事が出来ない超幻の滝です。

アクセスは、県道24号線を富士市街から裾野方面に進み、丸火自然公園入口を過ぎて右側に卵の自動販売機のある交差点の次の交差点を右折し、林道を下るとわかりにくいですが左側に滝の案内板があります。
ここから踏み跡を辿り、最初にいくつかの朽ちた倒木を跨ぐと踏み跡が二股にわかれます。

まず一つ目のルートは、左の踏み跡を辿り、数分進むと上部からの展望地点に到達します。
踏み跡は比較的はっきりしていますが、途中崖沿いの踏み跡を辿るよりも少し上部を巻いた方が安全な場所があるので、そのあたりはうまく見極めて下さい。ここまでは特に危険な所も無く、前記の場所さえうまくクリアすれば比較的楽に行く事が出来ます。
ただしここからは、木々が邪魔して滝上部しかはっきり見る事が出来ません。
この展望地点から滝前へ下る方もいるようですが、上部がかなり急斜面となっており、確保を含めたロープワークが出来ないと難しいと思われます。
ただし、急なのは一番上部の数メートルのみで、それより下はルートさえ見極めれば比較的緩い斜面のようなので、確実なロープワークが出来る方はむしろこちらからの方が楽かもしれません。
特に水量が多い時には後述の沢登りは困難だと思われますので、行くとしたらこちらのルートしかないかもしれません。

もうひとつのルートは、先述の二股を右の踏み跡に進み、途中藪を漕ぎ、しばらく進んだ左側の木にピンクのテープが巻いてある地点から川へ下る踏み跡がありますのでここから川に下ります。ただし、すべりやすい斜面ですので充分注意して下さい。
ここから下ると、巨石がごろごろする川に到達しますので、ここから沢登りします。
巨石だらけの沢で、非常にすべりやすく通常の靴や長靴では危険なので、沢靴の装着を強く推奨します。
ここから巨石の沢をルートを見極めながら約10分程登ると滝前に到達します。
ただし、水量が多い時には沢登りが困難となるので注意が必要です。危険ですので、決して無理はしないでください。

余程の雨後でないと水流は望めませんが、水の有無は県道24号線の滝への林道よりさらに一本裾野側の交差点を右折(ここは非常にわかりにくですが、滝への林道から100m前後です。)してすぐの橋が黒坂の滝の上流になりますので、ここの橋下に水流がある(画像はかなり水量が多い時の物。)か無いかを確認すれば滝の水流の有無を確認する事が出来ます。
(ちなみにこの橋下の参考画像の水流無し時は、水流有時のわずか3日後です。)


黒坂の滝 2012.11.18-1
2012.11.18
滝上部から



黒坂の滝 2012.11.18-3
2012.11.18
滝前、水量中



黒坂の滝 2012.11.18-8
2012.11.18



黒坂の滝 2012.11.18-7
2012.11.18



黒坂の滝 2012.11.18-6
2012.11.18



黒坂の滝 2012.11.18-5
2012.11.18



黒坂の滝 2012.11.18-4
2012.11.18



黒坂の滝 2012.11.18-2
2012.11.18







黒坂の滝 2012.6.21-1
2012.6.21
滝前、水量少



黒坂の滝 2012.6.21-2
2012.6.21







黒坂の滝 2011.8.30
2011.8.30
滝前、水無し







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